肉を一気にたくさん買って、冷凍肉にして保存しているご家庭は少なくないでしょう。
長期で保存できて、使いたいときだけ使える、家庭の知恵でもあります。
しかし、おいしく調理するには、解凍方法にこだわらなければなりません。
今回は、冷凍肉をおいしく調理するための下準備、解凍の方法についてご紹介します。
冷凍肉をおいしく調理するにはドリップを少なくすること!
冷凍肉がおいしくなるかどうかは、ドリップを少なくすることがカギとなります。
これは、肉を解凍した時に出る赤い液体のことで、肉の栄養成分やうまみが一緒に入っています。
そのため、おいしく調理するためには、解凍の段階で、どれだけ少なくできるかが大切なのです。
冷凍肉の上手な解凍方法
では、どのように解凍すればドリップが少なく、栄養やうまみを残したまま解凍できるのでしょうか。
ここでは、3つのやり方を紹介します。
流水で解凍
まずオーソドックスなやり方として、流水を使う方法があります。
肉の厚さにもよりますが、とんかつ用のものであれば10~15分ほどでできます。
ドリップも少なく、必要な時間も比較的短いので、一番おすすめできる方法です。
ただし、若干解け具合ムラが生まれる点だけ注意が必要です。
ムラを少なくしたいのであれば、解凍により時間をかけるようにしましょう。
氷水で解凍
2つ目の方法は、氷水を使う方法です。
1時間ほどかかるため、肉を早く使いたいときにはおすすめできませんが、ドリップはほぼなく、解けムラも流水よりも少なく済みます。
しいて言えば、完了までに時間がかかりすぎるのが難点と言えます。
氷水での解凍を試みる場合は、時間に余裕を持った状態で準備するようにしましょう。
冷蔵庫で解凍
3つ目は、冷蔵庫に入れる方法です。
紹介する中ではもっとも時間がかかりますが、ゆっくり解凍されるためドリップもほぼありません。
ただ、4時間程度かかること、ムラがあることには注意が必要です。
時間が長くなればなるほどムラは気にならなくなるので、肉を使う前日の夜に冷蔵庫に移すことをおすすめします。
急いでいるときにはどうしたらいい?
晩ご飯まで時間がなくて、早くしたいときには流水、あるいは電子レンジを使うのがおすすめです。
10分以上待てない場合は、電子レンジを使用する以外の方法はありません。
一方で、電子レンジは確かに3分程度でできますが、ドリップが多く出るのが難点です。
出てしまったものは捨ててしまい、綺麗に肉を拭いてから調理しましょう。
もったいないですが、中には食中毒菌が潜んでいる可能性もあります。
誤って菌を取り込んでしまい、病院に行くことがないように、ドリップが出たら捨ててしまいましょう。
冷凍肉の解凍は常温では絶対にしない!
冷凍肉を常温で解凍する人もいますが、これは絶対にしてはいけません。
いわゆる自然解凍という方法ですが、非常に危険です。
理由は、食中毒につながる可能性があるからです。
特に夏場は、食中毒菌の繁殖が進むドリップ量が多くなりがちです。
飲食店でも衛生上の問題で、自然解凍は絶対にしていません。
日頃から、解凍は常温ではしないことをおすすめします。
冷凍した調理品の消費期限
冷凍した調理品の消費期限は、料理の内容や調理法によって変わってきます。
余った調理品を冷凍したいと考えている方などはぜひこちらの記事も確認してみてください。。
冷凍した調理品の消費期限について
冷凍肉をおいしく調理するには解凍方法が決め手!
いかがでしたでしょうか。
本記事をお読みいただくことで、冷凍肉をおいしく調理する方法をご理解いただけたと思います。
長期で保存できて非常に便利な生ものの保管方法ですが、おいしく調理するためには解凍にこだわる必要があります。
せっかく買った肉をおいしくいただくためにも、紹介したやり方を実践して、品質を落とさないことを心掛けましょう。
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幼少期からつまみ食いを極め、食べる事が大好き!特に揚げ物が大好きで、好物は天丼です。「体型は隠せても食欲は隠せない」をモットーに食に勤しむ日々です!
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