今、豚汁がひそかにブームになっているのをご存じでしょうか!?
野菜がふんだんに使われ、健康志向の高まりなどから注目されている料理です。
さらには、豚汁を主菜とした豚汁専門店がオープンするなど「豚汁ブーム」となっているのです。
(TBS NEWS DIG Nスタ解説より)
ゆ「確かに、飲食店で『豚汁変更可』の文字を見るとテンション上がる…でも豚汁専門店ってなかった…!!」
そこで豚汁についてちょっと調べてみると…実は、地域によって入れる具材が違うようなのです。
今回は、思わず「え!コレも入れちゃうの!?」という具材をご紹介していきたいと思います!
まずは豚汁の歴史を少しばかり…
豚汁の発祥は鹿児島県と言われています。
その昔、日本にまだ獣肉食が広まる以前より、薩摩藩では獣肉食の習慣があり、豚肉や鶏肉、兎肉などを入れた味噌汁が存在していました。この獣肉入り味噌汁は「薩摩汁」と呼ばれました。これが「豚汁」のルーツです。
栄養価の高い薩摩汁は、1909年には陸軍の炊事マニュアル「軍隊料理法」にも記載されました。これによると、豚肉を入れたものに限っては「豚汁」と呼ぶとされています。
陸軍を除隊した者たちが、豚汁のレシピを地元に持ち帰ったことにより、全国的に豚汁が食べられるようになったそうです。
呼び方どっちだ!?論争
皆さんは「豚汁」ってどう呼んでますか?
実はこれも地域によって差があるようで、東日本では「とんじる」、北海道・西日本では「ぶたじる」と呼ばれることが多いようです。ちなみに、埼玉県人ゆいぺこは「とんじる」派です。
なぜ2種類に分かれたのでしょうか?
その秘密は「とんかつ」にありました…。。
鹿児島で誕生したと考えられている「豚汁」は当初「ぶたじる」と呼ばれていました。その後北へと広がる中で、とんかつ発祥の地といわれる東京・上野にあるとんかつ屋が、豚の落とし肉を使って豚汁を作るようになりました。
そして、注文の際にそれは起こりました…。
「とん」かつ屋で出してるんだから読み方は「とん」じるでしょ!
…ということがあり、東日本では広く「とんじる」と呼ばれるようになった、という推測があります。
近年ではメディアの影響で全国的に「とんじる」呼びが定着しているようです。
皆さんの家庭の豚汁には、コレ入ってる?
豚汁といえば!という具材ってこの辺かな?をまとめた、「豚汁の書」を発見しましたー。(著・ゆいぺこ)
地域によってはこんな具材が入っているところもあるそうですよ~↓↓
北海道の豚汁には「生姜」が入ってる?
寒い北海道では体を温めるために、すりおろした生姜を入れるそうです。体の内側からポカポカしそうですね!
さらに、北海道の家庭ではじゃがいもを入れるのが一般的なようです。
その理由として、一年を通して温度が低い北海道では里芋の生育には適しておらず、里芋の生産がほとんどないからだそう。一方でじゃがいもの生産量は日本一なのです。
なかにはコーンやバターを入れる家庭もあるんだとか…!さすが北海道!コーンバター味噌ラーメンみたいな感じなのかな?
宮城でいう豚汁は「芋煮」?
宮城県では豚汁と芋煮がかなり似ているようです。
宮城の芋煮は、里芋をふんだんに使用して仙台味噌で味付けします。あくまでも主役は「芋」。豚汁との違いは、主役が「芋」か「豚肉」かという点といえます。
関西の豚汁は白味噌?
関西の一部地域では白味噌を使用した豚汁が食べられています。
ここで登場!実は関西出身のゆいぺこです。が、白味噌の豚汁は初耳でした…。
お雑煮は白味噌だったので、お雑煮に豚肉が入った感じかなぁと勝手に想像しています!
高知では「みょうが」を入れる?
みょうがの生産量全国1位の高知県では、豚汁に入れちゃうそうですよ。
薄い輪切りにして水にさらしたみょうがを、豚汁にオン!サッパリしてて美味しそうじゃないですか?
鹿児島県だけは「薩摩汁」と呼ぶ?
歴史の部分でお話しした「薩摩汁」という名称は「肉の入った味噌汁」という大きなイメージのようです。
豚肉に限らず羊肉、鶏肉など何かしらの肉を入れた味噌汁を「薩摩汁」と呼んでいるようですよ。昔からの呼び名が今でも引き継がれているのですね~。
どんな具も美味しそ~♡何入れようかな~
豚汁に入れたい具を集めました!定番から進化系な具・調味料まで多くご紹介しております♪
みなさんも色んな豚汁を作ってみてくださいね♪
幼少期からつまみ食いを極め、食べる事が大好き!特に揚げ物が大好きで、好物は天丼です。「体型は隠せても食欲は隠せない」をモットーに食に勤しむ日々です!
みなさんと一緒に学びながら美味しい記事をお届けしていけたらと思います!